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【OCI】Oracle Cloud Days(Day1)の基調講演を聴いて

はじめに

 みなさまこんにちわ。技術統括部s-izuです。

 

 本記事はOracle Cloud Days Day1の講演レポートです。

 

 日本オラクル株式会社 三澤 智光社長の講演「クラウドを再定義する」を聴きました。本講演は日本オラクル株式会社が主催するもので、zoomを使ったオンラインで開催されたものです。

 

 講演の中で特に興味を引かれたのはOracle@Oracle(オラクルアットオラクル)というオラクルが自社のDXに取り組んだプロジェクトの話でした。

講演レポート

 オラクルではOracle@Oracleというプロジェクトに取り組んで業務改革を成功させDXを実現させたようです。

 

 Oracle@Oracleに取り組んだ結果、マーケティングリード引渡しの高速化や受注業務の自動化や契約書の電子化、契約書の社判捺印の削減などを達成しており、サブスクリプションビジネスへの転換にも成功したようです。

 

Oracle@Oracleのポイントとして下記3点が挙げられていました。

  1. クラウドトランスフォーメーション
  2. 社内データのシングルデータモデル化
  3. AI/機械学習による自動化

 

 特に印象に残ったのはシングルデータモデル化を実践できた点です。この点があったからこそAIや機械学習の導入に成功し、DXを実現できたという印象をうけました。なぜならDX実現の前に立ちはだかっている課題の一つとして「データが標準化されていない」という点が挙げられると考えているからです。

 

 たとえば企業の業務プロセスで複数のITサービスを利用している場合、AIや機械学習を導入しようとしても限定的なものになることが多いようです。サービス毎にデータモデルが異なるためAI/機械学習で処理するとなるとサービス毎にAI/機械学習を用意しなければならないためです。

 

 オラクルではシングルデータモデル化を実践しており、複数の業務を全体最適化されたAI/機械学習にフィットさせることができたようです。そしてOracle Cloud Applicationにもこの成果が反映されていると感じました。なぜならオラクルが提供するERPやHCMなどのサービスは全て共通のデータモデルを利用するように設計されているからです。

さいごに

 個人的な所感ですが追従できた企業は多くのメリットを享受するという意味においてDXとはクラウド移行の過渡期におけるイニシエーションだと捉えています。

 

 そしてDXという言葉が人口に膾炙して日が経ちましたが、多くの企業はDXの前で足踏みしている状況にあるようです。先述した通り業務プロセスの各段階で出力されるデータが標準化されておらず統合が困難であるケースが少なくないからです。

 

 Oracle@OracleはDXのロールモデルではないかと感じました。なぜならシングルデータモデルという言葉に表れているようにデータを標準化し一か所に集めることから始めているからです。データを分散したままDXに取り組めば確かにコストは圧縮できますが、業務がサイロ化するリスクが高まります。これはDXの理念に反していると思います。そういう意味でもOracle@Oracleの事例は見習うべき点が多いと感じました。